「間近で見ている者としては、もう最高の一日だった」

藤枝戦で際立つ活躍を見せた西澤。写真：福冨倖希

　清水エスパルスは９月22日、J２第32節で藤枝MYFCと敵地で対戦。３－２で競り勝った。 【動画】エスパ西澤健太が圧巻の１ゴール・１アシスト！ 　28分に先制を許すも、52分に試合を振り出しに戻す。スコアラーは、５月18日の16節・横浜FC戦以来の出場となる西澤健太。中央から崩す流れのなかで強烈なシュートを叩き込んだ。 　さらに58分、その西澤の右CKから住吉ジェラニレショーンがヘッドで逆転弾。60分に乾貴士もネットを揺らし、90＋４分に失点も、最後までリードを守り切った。 　試合後のフラッシュインタビューで、秋葉忠宏監督は、１得点・１アシストの活躍を見せた西澤について、「特に健太は苦しい思いをしていましたけど」と話すと、涙声でこう続ける。 「しっかりと結果を出す。素晴らしいなと思います」 　駆けつけたファン・サポーターへの感謝を口にし、他の選手の健闘も称えながら、「何よりも健太が点を取るところ、アシストを取るところが、フットボールの神様は見ているなって、そう思います」と話す。 　インタビュアーから「先制を許すも、西澤選手のゴール。何か感じるものはありますか？」と問われると、指揮官は目頭を熱くさせて、次のように応じる。 「いやもう、すべてが素晴らしかったですし、普段、どんな思いを持って健太がやっているか...間近で見ている者としては、もう最高の一日だったと思います」 　久々のピッチで躍動した西澤。その姿に秋葉監督も感極まった。 構成●サッカーダイジェストWeb編集部