奈良の土砂崩れ、捜索難航 二次災害の恐れ続く
奈良県下北山村の国道169号で土砂崩れに車が巻き込まれ、三重県の男性1人が救助された事故で、県警や地元消防などは27日も斜面にある土砂の撤去作業を進めた。行方が分からなくなっている和歌山県の70代男性の車とナンバーが一致する車が土砂の中で見つかっているが、二次災害の恐れがあり捜索は難航している。 消防によると、車は大破しており、ファイバースコープで内部を見たが男性は確認できていない。現場ではさらなる土砂崩れを防ぐための作業が続いたが、本格的な捜索活動の再開は28日以降になる見通し。 土砂崩れは23日夜に発生。約40メートルの高さから、幅約20~30メートルにわたって崩落した。