広島駅に高架で乗り入れる路面電車の駅前大橋線、開通が数カ月遅れる見通し 工事重なり要調整に
JR広島駅(広島市南区)に高架で乗り入れる路面電車の「駅前大橋線」で、開通が来年夏ごろの見通しとなったことが27日、分かった。従来は、JR西日本がこの日発表した来年3月24日の新駅ビル開業と同時期を目指していたが、作業工程の調整により、完成が遅れる。市中心部の「循環ルート」の開通はさらにずれ込む。 【写真(空撮あり)】新広島駅ビル、開業まで半年 外観はほぼ完成 事業主体の広島市などによると、駅南口のバスエリアなど複数の工事が重なり、工程の調整が必要になった。路面電車の安全運行を確認する試運転の期間を踏まえると、開通は新駅ビルの開業から数カ月遅れるとみられ、関係者は「来年夏ごろの営業開始になる」との見通しを示す。 市交通施設整備部は「具体的な開業日を広島電鉄と調整し、早期開業を目指す」としている。
中国新聞社