「バスは1日1本」秋田・東成瀬村で二拠点生活し古民家改修中のグラドル・いけちゃん「スーパーに行くたびに役場の方が送迎に」
登録数52万人の人気YouTuberで、一級建築士の資格も持ついけちゃん。建築事務所に勤務しながら、現在は秋田と東京の二拠点生活を送っています。いったいどんなきっかけがあったのでしょうか。(全3回中の2回) 【写真】「こんな子いたら皆振り向くわ」秋田の小さな村で二拠点生活を送るいけちゃん ほか(全19枚)
■「地元の人ってこんなに猛烈に応援してくれるんだ」 ── 秋田と東京の二拠点生活を始めることになったきっかけを教えてください。 いけちゃん:あるとき、秋田県の東成瀬村にある企業から、インフルエンサーとして決算報告会のMCをやってほしいと依頼があったんです。そのつながりから、行政から村の地域おこし協力隊として地域創生をやりませんかと声をかけていただきました。
最初はやっぱり迷って、すぐに返答できなかったのですが、いろいろ考えるうちに、古民家の改修を手がけてみたいって思いついて。古民家改修のプロセスをYouTubeのコンテンツとして配信していくのは、きっと関東近県でもできると思うけど、せっかくなら地元に戻ってやってみようと考えたんです。 ── 地元に戻ることに抵抗はなかったですか? いけちゃん:いやそれが、地元の人ってこんなに猛烈に応援してくれるんだってことに気づいちゃって(笑)。地元では、YouTuberになるような若者は上京したら絶対に戻ってこないって思われていたみたいで。それもあってか、私が秋田に戻ったらみんなすごく喜んでくれたんです。
── 地元の方に歓迎されたのですね。 いけちゃん:古民家を改修するときにも、行政の方が一生懸命「助成金を調べてみるね」と応援してくれて。たとえば埼玉のほうが距離的には近いけど、こんなふうに地域の人たちに応援されながらYouTubeをやっていくのもいいかもって。ただ、東京から片道6時間以上かかるのは、やっぱりネックですけどね。 ── そんなきっかけから二拠点生活が始まったわけですね。 いけちゃん:そうなんです。私は旅も好きだし、2か所を行き来しながら活動したほうが気持ちが上がりそうだなと思って。それに、県南地域の東成瀬村は、私の地元・秋田市ともそれほど遠くはない距離なんです。実家にときどき帰れば親孝行にもなると思うので、そういう意味でも二拠点生活は悪くはないかなって。