高値警戒感が漂う日本株市場で「上値追い」有望な3銘柄
アームHDの株価上昇に沸いた9月15日の日本株相場。短期急騰に伴って、3連休明けは高値警戒感が強まりそうだ(写真:ブルームバーグ)
9月14日の米国株市場は、8月の小売売上高が市場予想を上回り、景気後退懸念が沈静化したことから、ダウ平均株価が前日比331ドル高と反発した。これを受けて、翌15日の東京株式市場は幅広い銘柄に買いが入り、大幅続伸。日経平均株価の終値は前日比364円高の3万3533円となった。 ソフトバンクグループ(9984)傘下のアーム・ホールディングス(ARM)がアメリカのナスダック市場に新規上場して好調なスタートを切ったことが日本株にも波及し、半導体関連などハイテク株が上昇した。このほか、商社、海運、石油関連などに高いものが目立った。 来週(18~22日)は日米で中央銀行の金融政策決定会合が開催されることから、その内容を見極めたいとの心理が働き、模様眺めの推移となりそうだ。また、今週末にかけての2営業日続伸で日経平均は合計800円を超える急騰となったことから、高値警戒感が強まっており、利益確定売りも予想される。 来週の日経平均の想定レンジは3万3800~3万3000円とする。
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冨田 康夫