元自衛官のぱやぱやくんが教える、人生にゆとりを持たせる唯一のポイント 「諦める力」を手に入れよう! 元幹部自衛官が教える人間関係のサバイバル術
加えて、「諦めない」ということは、それだけコストがかかるのでとても疲れます。 コストをかけるとは、上手く行かなかったときのダメージが大きいということです。 そのため、期待している分だけ、その感情はすぐに失望や怒りに変わってしまいます。 上手く行けばいいのですが、そうでなければ心へのダメージは甚大です。 人間関係でイライラすることが多かったり、がっかりすることが多かったりする人は、「相手に期待しすぎ」が理由だというケースが良くあります。 むしろ、あまり期待をせずに接したほうが、すごくプラスなことをしてくれたときの喜びを強く感じることもできます。 また、起こってしまったことに関しては、もうどうしようもありません。 ほかの人間と一緒に生きるということは、「お願いしていた仕事をやっていなかった」とか「勝手にケーキを食べられた」とか「約束を破って、待ち合わせに現れなかった」といったことが起こります。 どうしても許せなければ、失敗に対して怒りをあらわにして、相手にぶつけてしまうこともあるでしょう。 とはいえ、ある程度のところで「諦め」てみるのもいいかもしれません。 もっと肩の力を抜いてみましょう。それだけで状況が好転することも結構ありますよ。 (ぱやぱやくん) ぱやぱやくん/防衛大学校卒の元陸上自衛官。退職後は会社員を経て、現在はエッセイストとして活躍中。名前の由来は、自衛隊時代に教官からよく言われた「お前らはいつもぱやぱやして!」という叱咤激励に由来する。著書に『飯は食えるときに食っておく 寝れるときは寝る』(育鵬社)、『陸上自衛隊ますらお日記』『今日も小原台で叫んでいます 残されたジャングル、防衛大学校』(以上、KADOKAWA)など。
ぱやぱやくん
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