OpenSea、「セイネットワーク(SEI)」に対応開始
OpenSeaがセイネットワークに対応開始
大手NFTマーケットプレイスのオープンシー(OpenSea)が、レイヤー1ブロックチェーン「セイネットワーク(Sei Network)」に対応開始したことを5月30日発表した。 これにより同マーケットプレイスにて、「セイネットワーク」上のNFTの取引の他、新規出品等が可能となる。 現在オープンシーでは「セイネットワーク」の他に、イーサリアム(Ethereum)、ポリゴン(Polygon)、クレイトン(Klaytn)、ソラナ(Solana)、アバランチ(Avalanche)といったレイヤー1ブロックチェーンの他、イーサリアムのレイヤー2ネットワークであるアービトラム(Arbitrum Nova)、オプティミズム(Optimism)、ゾラ(Zora)、ベース(Base)、ブラスト(Blast)に対応している。 またBNBチェーン(BSC:BNB Smart Chain)は昨年8月にサポート終了しており、現在同チェーン上のNFTはオープンシー上で閲覧、検索、転送のみが可能ととなっている。 「セイネットワーク」はコスモス(Cosmos)エコシステム上に構築されたブロックチェーン。トランザクションの並列処理が可能な高速ブロックチェーンとして評価されている。 仮想マシンはウェブアセンブリ(WebAssembly / WASM)およびEVM(イーサリアム仮想マシン)を搭載しており、コズモワズム(Cosmwasm)とEVM用のスマートコントラクトをサポートしている。 なお「セイネットワーク」のEVM対応は、先月5月28日に「v2アップグレード」のフェーズ2を完了したことにより実装した。ただしフェーズ2では「EVM」の一般利用は不可能であり、今後フェーズ3に移行したタイミングでベータ版として「EVM」の一般利用が可能になる予定だ。 ちなみに「セイネットワーク」の「EVM」環境でも並列処理がサポートされており、高速なトランザクション処理が可能になるとされている。
大津賀新也(幻冬舎 あたらしい経済)