野呂佳代 アイドル時代の暗黒期 週1回の劇場公演前に両親と出掛けた場所「親がかわいそうだった」
タレントで女優の野呂佳代(41)が、18日放送の日本テレビ系「1周回って知らない話SP」(後7・00)に出演し、アイドル時代の暗黒期について明かした。 【写真あり】野呂佳代 AKBグループの“後輩”と2ショット 夢見ていた女優を目指し、そのステップとしてAKB48の一員として芸能界デビュー。しかし、命じられたのはお笑い担当で、葛藤もあったという。 さらに、09年にはショッキングな出来事が。それは、AKB48の姉妹グループSDN48への移籍だった。グループは、AKB48で結果を残せなかった20歳以上のメンバーと、他の事務所から集められたタレントたちによるグループ。AKB48があまり強調してこなかった、お色気要素を盛り込んだコンセプトで、主に土曜日の夜だけ公演を行っていた。 露出度が高い衣装でもあり、野呂はキャプテンでありながら選抜を外されることもあった。AKB48時代の同期で女優の秋元才加は「その時期の佳代ちゃん、結構悩んでいたのかな。ははって笑っていた印象はないかもしれない」と振り返った。 SDN48は結成からわずか2年半で、全員が卒業する形で事実上の解散に。野呂はタレントとして独り立ちした。「(うまく)いかなかったです、全然。そこの時代の方がつらかったかもしれない」と、自身の暗黒期を告白。「行ったところで全然活躍できないし、公演も少なくなるじゃないですか?だけど公演しかやることがないんですよ。土曜日の夜だけじゃないですか?ずっと暇なんですよ」とも振り返った。 野呂の移籍と前後するように、AKB48は国民的アイドルへの階段を駆け上がっていった。テレビに見るAKB48に「凄く病むじゃないですか?応援はしていますけど、テレビを見られなくなっちゃう」と葛藤を口に。「だから、『セックス・アンド・ザ・シティ』ばっかり見てました」と笑わせていた。 26歳の時には、両親と海水浴に行った後、劇場公演に出演するという日もあったそうで、「(親が)“行ってらっしゃい!”って。親がかわいそうだった」と苦笑いしていた。