「HUNTING WORLD(ハンティング・ワールド)」と「DESCENTE.LAB(デサント.ラボ)」が示す新しいラグジュアリーのかたち
1965年に冒険家ロバート・M・リー(通称:ボブ・リー)氏によってニューヨークで創立された「HUNTING WORLD(ハンティング・ワールド)」と、スポーツウエアブランドである「DESCENTE(デサント)」が自由な発想で新たな価値の創造を目的に発足した「DESCENTE.LAB(デサントドットラボ)」が共作した「HUNTING WORLD CRAFTED BY DESCENTE.LAB(ハンティング・ワールド クラフテッド バイ デサントドットラボ)」が2023年秋冬シーズンよりスタートした。 これは「HUNTING WORLD」がブランド創設から半世紀を超え、ブランドの未来を見据えた新たなプロジェクトとして「DESCENTE」をブランドパートナーに迎え、実現したものだ。このプロジェクト誕生のストーリーをデサントジャパン株式会社 クリエイティブディレクター山田満氏に聞いた。
ブランド創設から半世紀、次の50年に向けてのプロジェクト
「『HUNTING WORLD』の『BATTUE(バチュー)』というブランドを代表するシリーズが、2022年、50周年を迎えました。ラゲッジブランドとしての印象が強いHUNTING WORLDですが、次の50年を見据えたときにアパレルラインを強化したい。そこで我々に新しいことを一緒にやらないかというお話をいただき、それが今回のコレクションにつながりました。 私は、DESCENTEに25年間在籍し、これまで水沢ダウンやALLTERRAINの担当をしてきました。昨年、ALLTERRAINが10周年を迎えたことで、一旦ALLTERRAINから離れることを決意し、デサントブランドの未来に向けた新しい取り組みを行うべく、DESCENTE.LABという新しい試みをスタートさせたばかりでした。そんなタイミングでいただいたお話しでしたので、HUNTING WORLD CRAFTED BY DESCENTE.LABというかたちでこのプロジェクトに着手することになったんです。 このDESCENTE.LABはゼロイチ開発をするということと、我々がこれまで築き上げた知見や技術、企画力を生かして、これまでにない新しい価値、ビジネスモデルを創造するという目的がありましたので、HUNTING WORLDからのオファーにDESCENTE.LABとして取組ませていただくことになったんです」