「大きな伸び代を感じる」亜細亜大学で1安打だけの巨漢打者が2軍デビュー戦で2安打 「すっごい勢いで成長」「支配下全然ある」ファン期待膨らむ
◆ウエスタン・リーグ ソフトバンク4―5広島(30日、タマスタ筑後) 大学時代に4年間通算1安打だったソフトバンクの育成選手が2軍戦初ヒットをマークした。 ■大学1安打の巨漢打者が2軍戦初安打【動画】 1番レフトで初出場を果たしたのは2年目外野手の重松凱人。第1打席は空振り三振に倒れたが、第2打席で広島先発の3年目左腕・森翔平の初球カーブをうまく捉えてレフト前へ。一塁ベース上で笑顔がこぼれた重松は、正木智也のタイムリーで先制のホームを踏んだ。 さらに2死一塁で迎えた第3打席では、またも初球をフルスイング。ライト線に落ちるしぶとい当たりで、一走が一気にホームイン。プロ初打点も記録した。 このヒットを球団公式YouTubeが公開。ファンからは「躍動してて何より」「デビュー即2安打1打点は素晴らしい」「すっごい勢いで成長してるな」「大きな伸び代を感じる」「支配下はチーム事情考えたら全然ある」などの声が上がっている。 福岡県北九州市出身の重松は187㌢89㌔の巨漢右打者。戸畑高校から亜細亜大学に進学したが、大学では通算7打席で1安打だけだった。しかし、長打力や俊足が評価され、2022年育成ドラフト9位でソフトバンクが指名。昨季はファーム非公式戦は85試合で3本塁打、打率.283。今年3月には4軍戦で3本塁打を記録し、斉藤和巳監督からは「彼のポテンシャルはまだ出し切れていないと思う」と期待を掛けられている。
西日本新聞社