「輝きすぎじゃない?」CS逆王手をかけた巨人で31歳内野手の貢献に話題沸騰「間違いなくMVP」
巨人は10月20日に行われたCSファイナルステージS第5戦(東京ドーム)に1-0と勝利。王手をかけられてからの連勝で1勝のアドバンテージを含めて3勝3敗のタイに持ち込み、逆王手をかけた。 【動画】そこに投げられる?増田の好判断が光った8回の場面 先発は山崎伊織。序盤は制球が定まらなかったが尻上がりに調子を上げ7回途中まで投げ6安打無失点と好投。 打っては「7番・二塁」で先発した中山礼都が大きな仕事をやってのけた。 0-0で迎えた5回先頭の打席で2番手の山崎康晃から先制ソロをマーク。プロ4年目にして初アーチとなったことも大きく話題を集めた。 そして何といっても1-0と緊迫感あるゲーム展開の中で光ったのは守備のビッグプレーだった。 7回は一死から桑原将志の左前打を左翼を守るオコエ瑠偉が後逸。桑原は一気に三進し1死三塁のピンチを迎える。 ここでベンチは左腕の高梨雄平にスイッチ。1点も与えられないシチュエーションで続く森敬斗の当たりを前進守備を取っていた門脇誠がスライディングキャッチ、素早くホームへ投げ、三塁走者の桑原をタッチアウトに。さらに二塁へ盗塁を狙った森を岸田から門脇への素早い送球で刺し、堅い守備でピンチを切り抜けたのだ。 さらに8回も鉄壁の守りが光った。3番手のアルベルト・バルドナードが先頭の戸柱恭孝に右前打を許し無死一塁。代打で出てきた蝦名達夫のバントを今度は三塁手・増田大輝が猛チャージをかけ素早く二塁へ送球、アウトを奪うと、門脇から一塁へ送られ併殺となるビッグプレーが飛び出した。 1-0の僅差で進む中、2イニング連続で堅守で失点を防いだとあって、試合後の阿部慎之助監督もこの2つのプレーを絶賛してみせた。 増田は第4戦でも7回一死一、二塁の場面でダブルスチールを岸田行倫と成功させ、得点に結びつけていた。 持ち味の足に鉄壁の守備を誇り、CSファイナルS連勝のキーマンとなっていることでネット上でも増田の活躍には「輝きすぎじゃない?」「何でもできるな」「日本シリーズに進出したら間違いなく、MVP」など、ファンの間から称賛の声が続々と集まっている。 増田といえば、独立リーグから2015年育成ドラフト1位入団。17年に支配下登録されるなど努力を重ねてきた。内外野を任せられるスーパーユーティリティとしてチームを支える。 シーズン中は代走起用の場面も多いが、大舞台ではしっかり仕事をこなす。守備のキーマンとなった背番号0が最終第6戦でも注目となりそうだ。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]