“恐竜ポルシェ”の次は“ドラゴンLMP2”。AOレーシング、紫とオレンジの『スパイク』を発表/IMSA
IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権に参戦するAOレーシングは1月9日、LMP2クラスに投入する99号車オレカ07・ギブソンのカラーリングを発表した。紫とオレンジのドラゴン、通称『スパイク』が新しいマスコットとして導入されている。 【写真】恐竜リバリーマシン“レキシー”こと80号車ポルシェ911 GT3 R(2023年) AOレーシングは2023年、ポルシェ911 GT3 Rにティラノサウルスを模したカラーリングの『レキシー(Rexy)』を投入。これは、オーナードライバーを務めるPJ.ハイエットとチーム代表のグンナー・ジャネットのブレインストーミングによって実現したもので、恐竜好きなハイエットの息子へのオマージュであった。 このカラーリングはWEC世界耐久選手権のポルシェ911 RSR-19にも施され、第4戦ル・マン24時間、そして第6戦富士6時間以降をこのカラーリングで戦った。 さらにWEC富士を前にしたIMSAのラウンドでは、レキシーの妹であるピンクの『ロキシー(Roxy)』も登場していた。 AOは2024年のIMSAではGTDからGTDプロへとステップアップを果たすのと同時に、LMP2クラスへも新たに参戦を開始する。なお、GTDプロクラスの77号車ポルシェ911 GT3 Rでは、『レキシー』カラーが継続される。 「何カ月もの潜伏期間を経て、ついに『スパイク』をレースの世界に孵化させる準備が整った」とチーム代表のグンナー・ジャネットは語っている。 「レキシーはデビューイヤーに世界中で好評を博した。そのため我々はLMP2でも、すべてのファンに応援してもらえる『ドラゴン』を提供したいと考えたんだ」 「皆さんがスパイクをIMSAのパドックで温かく歓迎してくれることを願っている」 1月27~28日にフロリダ州のデイトナ・インターナショナル・スピードウェイで行われるIMSAウェザーテック選手権開幕戦のデイトナ24時間レースでは、ハイエット/ポール・ループ・シャタン/マシュー・ブラバム/アレックス・クインという4名のドライバーが、この99号車『スパイク』をドライブする。 ハイエットとシャタンはその後のシーズンにフル参戦し、ミシュラン・エンデュランス・カップのイベントではブラバムがラインアップに加わることになる。 [オートスポーツweb ]