対戦相手決まる 明豊×横浜 第2日第2試合/大分×松山聖陵 第5日第2試合 /大分
<センバツ甲子園> 23日に開幕する第91回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高野連主催)の組み合わせ抽選会が15日、大阪市の毎日新聞社大阪本社オーバルホールであった。県勢の明豊は大会第2日の第2試合(24日午前11時半予定)で横浜(神奈川)と、大分は大会第5日第2試合(27日午前11時半予定)で松山聖陵(愛媛)との対戦が決まった。 抽選会には、両校の監督、主将らが出席した。同じ地区のチーム同士で準々決勝まで当たらないようブロック分けの抽選をした後に本抽選。九州地区の5校では、県勢2校が出場する大分、明豊が決勝まで当たらないようにくじ引きした。 その後の本抽選。明豊の表悠斗主将(2年)が、くじを引くとマイクの前に立つまでに手元のカードをちらっと見た。やや硬い表情で「9番です」。優勝候補にも数えられる横浜との対戦が決まり、顔を紅潮させた。また、川崎絢平監督の母校・智弁和歌山(和歌山)とは決勝まで当たらないこととなった。 一方、大分の足立駿主将(同)も緊張の面持ちでカードを引いたが、その時点では対戦相手が決まらなかった。次の四国地区などの抽選で相手が松山聖陵と決まり、足立主将は静かにうなずき、勝利への思いを強くしていた。【田畠広景】 ……………………………………………………………………………………………………… ◇横浜 1942年に旧制横浜中学校として創立された私立男子校。野球部は45年創部。甲子園は今回で春夏合わせて34回目の出場。春は3回、夏は2回全国制覇し、松坂大輔投手(中日)を擁した98年に春夏連覇を果たした。今年のチームは最速153キロの直球が武器の左腕、及川雅貴投手や、中軸の内海貴斗主将ら昨夏の甲子園で活躍した選手が投打の中心。野球部OBには筒香嘉智選手(DeNA)、藤平尚真投手(楽天)らプロ野球選手も多い。 ◇松山聖陵 1961年開校の私立校。野球部は70年創部。センバツは2年連続2回目で、夏は2016年に初出場した。昨秋の四国大会で初めて準優勝に輝いた。188センチの長身で角度のある直球が武器のエース根本大蓮主将がチームの要。秋の公式戦のチーム打率は3割3分を誇り、主に4番に座った折田玲選手を中心に勝負強さが光る。OBに俳優の藤岡弘、さん、プロ野球のアドゥワ誠投手(広島)、土居豪人投手(ロッテ)らがいる。