【速報】兵庫・斎藤知事「再スタートきれてよかった」 対立候補応援の市長ら「民意は尊重しなければ」“机バンバン”相生市長は直接謝罪
兵庫県の斎藤知事が26日、選挙戦で対立候補を応援していた市長らと面会後、報道陣に対し、「県下の首長もいい施策をしてほしいという期待があった。その意味で、再スタート切れたことは大変よかった」と語りました。
斎藤知事は、26日午後、兵庫県公館で県下の市町の首長との懇話会に臨み、「文書問題で県民や市長、町長に不安や心配をおかけしたことは大変申し訳ないと思います」と謝罪した上で、「県民の大きな期待、よりよい県政をやってほしいという負託をいただき、これから何より大事なのは県内の市や町と県が連携することだと思っている」と出席した市長らに訴えました。 これに対し、市長会の会長を務める酒井隆明・丹波篠山市長は「知事は斎藤さんがふさわしいという民意は尊重しなければいけない。ただし、百条委員会や第三者委員会の審議は続き、混乱や停滞が続くのではと大変心配している。私たち市や町の多くは兵庫県との連携がなくては課題が解決できない、様々な問題をもっている。ぜひとも県政が前に進むよう最善の努力を尽くしていただくようお願いする」と求めました。 選挙戦では、県下の22の市長が選終盤になって、対立候補の稲村和美氏への支援を表明する異例の展開をたどっていました。稲村氏の支持を表明した相生市の谷口芳紀市長は、14日の会見で机を叩きながら「悪い奴を兵庫県から追い出して新しい風を入れる」などと発言してSNSで批判を浴び、選挙後の22日に謝罪していました。
懇話会が始まる前に先に入室した谷口市長は、出席者に市長らを待ち構える形で他の市長らに頭を下げ、斎藤知事にも「大変ご迷惑をおかけしました」と直接お詫びの言葉をかける様子もみられました。
■PR会社“公選法違反の指摘”に「法令に抵触する認識ない」改めて主張
選挙戦をめぐっては、ポスター制作などを手がけた兵庫県内のPR会社への金銭の支払いが、公職選挙法に抵触する可能性が指摘されています。 これに対し、斎藤知事は「支援者を通じて『ポスターの製作をしてはどうか』と(アドバイスされ)、9月末に訪問した」と語りました。 その上で、「県民の皆さんに心配をかけているのは申し訳ないと思っている。基本的に公職選挙法を含めた法令に抵触する認識はない。代理人の弁護士に対応をお願いしているので、どう対応するかは今後考えたい」と語り、改めて違法性について否定しました。
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