「次の総理」ランキングで進次郎氏が石破氏を逆転! 霞が関は早くも後ろ盾・菅元首相の強権発動を危惧…一方で「進次郎構文」全開なら“使い捨て短命政権”の観測も…
「進次郎構文」答弁&バックの大物の登場に霞が関は戦々恐々
また、進次郎政権誕生が現実味を帯び、動揺しているのは霞が関も同じだ。 これまで国会やインタビューなどでも「気候変動のような大きな問題は楽しく、クールで、セクシーに取り組むべきだ」「反省の色が伝わらない、そういう自分を反省したい」「(温室効果ガス排出を46%削減するという目標について)おぼろげながら浮かんできたんです。46という数字が」など、「進次郎構文」と揶揄される発言を繰り返してきた進次郎氏。 「環境大臣と総理では、発言の注目度の高さは段違い。丁々発止の予算委員会では総理の答弁が求められる機会が多々あります。進次郎構文で発言されたら、野党からの抗議でしょっちゅう審議が止まってしまうでしょう」(現役官僚) 能力に疑問符がつく進次郎氏を「周囲が支えれば大丈夫」との声もあるが、そのことにも霞が関は警戒を強めている。 「進次郎総理が誕生すれば、進次郎氏のバックにいる菅氏が再び力をもつことになるのは明らかです。また、河野太郎デジタル相も総裁選では進次郎氏のライバルとして戦いますが、『小石河連合』のよしみもあり、総裁選後に冷遇はされないでしょう。 菅氏や河野氏は『改革』を打ち出し、官僚に無理筋なことを求めてきました。とくに菅氏は、思い通りに動かない官僚を左遷してきたことで有名。岸田政権は官邸が力を持ちすぎず、霞が関にとってはやりやすかっただけに、進次郎政権誕生後が心配です」(同) ただ、こうした不安の中で「救い」となっているのが、進次郎政権が短命で終わるとの見方だという。 「自民党としては裏金問題のイメージをできるだけ払拭し、進次郎ブームでひとまず、政権発足後すぐにあると予想される衆院選と、2025年夏の参院選さえ乗り切れればいい。 1年もたてば進次郎氏も飽きられるだろうし、『進次郎構文』の答弁を繰り返していれば、党内からも『進次郎おろし』が起きるのでは。そうなったら、自民党の顔はすぐに変わるでしょう」(自民党関係者) そもそも派閥を味方につけているわけでもなく、党内の支持基盤も盤石ではない進次郎氏。人気にあやかりたい議員の後押しで首相になっても、支持率が下がれば「使い捨て」になってしまうというのだ。 政権運営は「楽しく、クールで、セクシーに」とはいかないか。 取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班
集英社オンライン編集部ニュース班
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