西郷真央の予選通過率は全体トップの82.8%! 米女子ツアーを席巻した日本勢の記録を部門別に振り返った
西村優菜もサンドセーブ率で1位に輝いた
個人的なデータでも日本勢が1位になったものが多いので紹介したい。サンドセーブ率で見事1位に輝いたのが西村優菜だ。62.24%でアン・ナリン(韓国)をわずかに抑えての栄冠だった。 日本ではリカバリー率と呼ばれるスクランブリングでは古江が66.43%で1位。卓越したショートゲームが光った。 古江は60台のラウンド数(40回)とトップ25数(18回)も1位でシーズンを終えている。それだけでなく、アンダーパーラウンド数は64回で西郷と共に1位となり、パー3の平均スコアが2.94で3人での1位タイと多くの部門でツアートップを記録した。 また、西郷はツアー最多の計103ラウンドをプレーした。単に出場試合が多かっただけでなく、高い確率で予選を通過したからこその1位である。 今年、これだけ質の高いプレーをした日本勢に来年は竹田麗央、山下美夢有、岩井明愛、岩井千怜、馬場咲希という強力な5人が新たに加わる。総勢は史上最多の13人にまでふくれ上がった。今年よりもさらにレベルの高い、驚くべきシーズンになりそうな予感が漂う。
宮井善一