「コロナ禍前のすべてを取り戻して会社を大きくする」棚橋弘至新社長が王座防衛も元WWE戦士が挑戦表明!
5日、東京都・墨田区総合体育館にて新日本プロレス『NEW YEAR DASH!!』が開催。棚橋弘至新社長が田口隆祐を破ってNJPW WORLD認定TV王座の初防衛に成功した。 新日本プロレスでは、1月4日に年間最大のビッグマッチである東京ドーム大会を開催し、5日にも連続開催することが伝統となっている。5日の大会は“何かが起こるイッテンゴ”がスローガンとして掲げられており、新年の新たなストーリーが始まる大会として熱い注目を集めている。 イッテンゴは事前のカード発表が無く、当日に入場曲とともに選手が登場して初めて対戦カードが分かるという方式が主流となっている。 この日の第1試合では、棚橋弘至vs田口隆祐のシングルマッチが行われることに。 棚橋は、前日のイッテンヨンで獲得したNJPW WORLD認定TV王座のベルトを巻き、大歓声の中で入場。 しかし、入場後にマイクを要求した田口は「シャチョ、シャッチョサン。イッテンヨンが終わり、イッテンゴ。次のドームまでに新日本プロレスが何を見せるか。それをこのオープニングマッチで新日本プロレスは見せなければいけません。NEW YEAR DASH、新日本プロレス、2024年、勢いづけていきましょうよ。ぜひ、そのタイトルマッチ。NJPW WORLD認定TV王座、挑戦させてください。お願いします。シャッチョ!シャッチョ!シャッチョ!」と、呼び方以外は至極真面目な話をして王座挑戦を要求。棚橋も快諾したことから急遽NJPW WORLD認定TV王座戦へと変更された。
試合が始まると、棚橋は田口を延々とロープワークさせてバテさせ、田口のお株を奪うヒップバッドを見せると場内からはブーイング。 田口はスリングブレイドを狙う棚橋にカウンターの回転地獄ケツを叩き込み、三角跳びプランチャ。「社長!オヤァイ!」と叫んでケツイェからオーマイ・アンド・ガーアンクルに捕らえる。 棚橋は丸め込みで切り返し、丸め込みの名手たる田口と熾烈な押さえ込み合戦を展開。田口が回転エビ固め放った際に棚橋のタイツをずり下げて半ケツ状態にして恥辱を与えるも、棚橋はそのまま田口の顔面に座るような形で押さえ込んで3カウント。 王座戴冠の翌日に初防衛戦を行うというハードワークぶりを見せた棚橋新社長だったが、試合後には会場モニターに元WWEのマット・リドルが登場し、「俺の照準は新日本のエース、タナハシサンに向いている。楽しみにしてるぜ、ブロ!」と挑戦表明。 これを受けた棚橋は「ああ!いつでもやってやるけども!彼、知らないから。帰って勉強しとくよ」と不敵な笑みを浮かべながら格の違いを見せる挑発マイクで締めた。 バックステージでは、今の新日本に元WWEの選手たちが続々上陸していることに触れ「新日本プロレスと海外の団体の関係性、AEWとROHもそうだし、そういった団体と深いつながりができてきているっていう現れだと思います。国内ももちろん充実させていくけれども。コロナ禍以前にやってたことを全て取り戻す。そしてさらにその上積みを重ねていくっていうのが、さらに大きな会社にしていく方法だから」と、今後の経営ビジョンを語った。
【関連記事】
- 【試合詳細】今年のイッテンゴはユニット同士の対抗戦勃発!オカダ&ブライアン&モクスリー&石井のドリームタッグが敗北!石森がKOPW戴冠!HOT、BCの蛮行に連夜の大ブーイング!
- 「デブとチビ、どっちが強いか」石森太二がKOPW2024戴冠もグレート-O-カーンと因縁激化!
- 「プロレスというのは、名誉と栄光のものだ」元WWEのドルフ・ジグラー(ニック・ネメス)がIWGP新王座に挑戦表明!
- アジア太平洋プロレス連盟が設立!台湾のPuzzle、タイのSET UP、中国のDFW、シンガポールのGrapplemaxが新日本&スターダムと連携へ!
- 「新日本プロレスは夢の場所であり、自分のヒーローたちの住まう場所」LA道場出身の元WWEスーパースターブライアン・ダニエルソンがオカダ・カズチカに感謝の座礼