文田健一郎、金メダル報奨金で高級車のローン完済へ 届いたばかりの愛車に「テンション上がります」
レスリング男子グレコローマンスタイル60キロ級でパリ五輪代表の文田健一郎(28)=ミキハウス=が3日、金メダル獲得で新車のローン完済を誓った。群馬・草津町で日体大、育英大などの合同合宿に参加。厳しい練習の合間に、窓から見える黄色の車体を視界に入れて奮い立たせているといい、「やっぱいい車だなって。テンション上がります」と汗を拭った。 6月30日に届いたばかりの愛車は光岡自動車の「バディ」。車好きの文田がほれ込み、妻・有美さんの理解もあって22年夏に契約したが、受注生産のため納車まで約2年を要したという。購入金額は伏せたが、同社の公式サイトによれば500~700万円と高額だ。 五輪で金メダルを獲得した際の報奨金は、日本オリンピック委員会(JOC)が規定で500万円。所属のミキハウスもこれまで報奨金を出しており、東京五輪銀メダルの雪辱を果たせば、一括返済も可能となる。「奥さんに怒られないためにも、そうできたら」と気合。家族での初ドライブも五輪後と決めており、「いい気持ちで行けるどうか。それも懸かっている」と表情を引き締めた。(林 直史)
報知新聞社