10年後に22校減少の見通し…県立高校の将来構想案に関する住民説明会【新潟】
県立高校が、10年後に22校減少する見通しが有識者会議で示される中、県教育委員会は将来の構想案に関する住民説明会を開きました。 【動画】10年後に22校減少の見通し…県立高校の将来構想案に関する住民説明会【新潟】 ■県教委 高等学校教育課 石橋弘光課長 「急速な少子化にともない県立高校の小規模化が進行し、高校教育の質の維持・向上を図ることが課題である。」 県教育委員会は、来年3月末までに県立高校の将来構想の策定を目指しています。 新発田市で開かれた説明会には、県立高校に通う生徒の保護者や教職員など約60人が参加しました。11月の有識者会議では、2034年春に県立高校の数が来年度の86校から22校減り、64校になるという見通しが示されました。 県教育委員会は、急速に進む少子化や多様化する学習のニーズにあわせた選ばれる学校づくりを目指したいと説明。一方、参加者からは統廃合の進め方などに関する質問が上がりました。 ■県教委 高等学校教育課 今井亮二参事 「すべての小規模校が10年後なくなってしまうという意味ではない。地理的条件や交通事情とか地域の住民から選ばれる学校であれば、残すべき小規模校となると思う。」 ■保護者 「(統廃合で)選択肢が少なくなっていくというのはあると思う。みなさんどの地域も高校がなくなってしまうっていうのは本当に寂しいことなので、難しい問題だと考えた。」 説明会は県内各地で開かれ、県民からの意見も募集しています。