【レノファ山口】レノファ 試合の入り特に重要 あすヘナン戻り敵地で清水戦
サッカーJ2レノファ山口は14日、静岡市のIAIスタジアム日本平で清水エスパルスと対戦する。ホーム2連戦で手痛い連敗を喫して迎える2位とのアウェー戦。苦しい状況だが、J1昇格プレーオフ(PO)圏内を死守するためにはやはり勝利が不可欠だ。 苦戦は覚悟の上。それでも、志垣良監督は「J1に昇格したい、J1で戦いたいと思うなら清水は乗り越えなければいけない相手。リスペクトしすぎてはいけない」と選手たちを鼓舞する。前回の対戦はホームで2―0と勝利したが、今回は敵地での一戦。昨季の平均観客数が1万4千人を超えるアウェーの雰囲気にも打ち勝たなければ勝利は見えてこない。「独特の雰囲気があるスタジアムだからこそ、試合の入りがこれまで以上に重要になる」(志垣監督)とも。 今節から守備の要ヘナンが出場停止から戻ってくるのは好材料といえる。さらには、徳島戦の翌日に行った練習試合では「パワーが出ていたと感じる選手もいた」と志垣監督。2連敗中だが、チームの状態は決して悪くはない。 前貴之は「試合内容よりも、一番は結果。J1やPOに行きたいと強く思っているのは自分たちも含めてたくさんいる。その期待に結果で応えたい」と力を込めた。 ◇ 【清水情報】20勝2分け7敗、勝ち点62の2位。過去の対戦は山口の1勝1分け3敗。今季はホームでリーグ戦は無敗と圧倒的な強さを見せており、ホームでの勝率は86%。元日本代表の乾貴士らリーグ屈指の戦力を誇る。