超満員だったのは? Jリーグ収容率ランキング24位。驚異の140%も!? 昨季から大幅にアップしたクラブとは?
2024シーズンの明治安田生命Jリーグは全日程を終えた。スタジアムの盛り上がりを知る上で観客動員数は重要な指標だが、収容可能人数に対してどのくらい埋まったかというのも大事だ。スタジアムを満員にしたのはどのクラブか。今回は、2024シーズンにおけるJ1からJ3までの各クラブのリーグ戦収容率を計算。スタジアムを熱気で満たしたクラブを、ランキング形式で順位ごとに紹介する。
24位:アスルクラロ沼津 本拠地:愛鷹広域公園多目的競技場(5,104人収容) 平均入場者数:2,633人 平均収容率:51.6% アスルクラロ沼津が、平均収容率51.6%で24位にランクインした。 本拠地『愛鷹広域公園多目的競技場』の収容可能人数が5,104人のため、収容率ランキングで上位に入りやすい点は触れておく必要がある。それでも、平均入場者数が昨季の1,961人から2,633人に大幅増加したのは、クラブにとって誇るべきことだろう。 昨季は最多入場者数が3,657人で、最低入場者数が650人だった沼津だが、今季は5,000人を超えた試合が2つもあり、1,000人以下に終わる試合は1つもなかった。チームは一時期、J2自動昇格圏内に入っており、その好調ぶりがサポーターの注目度を高めたとも言えるかもしれない。 特筆すべきは最終節の松本山雅FC戦だ。元日本代表の伊東輝悦の引退試合だったことに加え、アウェイチームはJ2昇格プレーオフ進出がかかっていたこともあり、結果的に愛鷹のキャパシティを上回る7,162人ものサポーターが集結した。収容率で表すと140.3%となっており、平均値を高める大きな要因になっている。 J2昇格とはならなかったが、集客面で大飛躍を果たした沼津。来季もこの勢いを継続したいところだ。
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