パラリンピック史上初のシングルス金メダル獲得、和田なつきの素顔に迫る!「いいことをしたらいいことが返ってくる」【卓球ジャパン!】
10月19日放送の『卓球ジャパン!』は、先週に引き続きパリパラリンピックのメダリスト、和田なつき&古川佳奈美がゲスト出演。 今週は日本史上初となるシングルス金メダルを獲得した和田をピックアップ。
金メダルへの道のり、そして世界を制した得意技も披露してくれた。 中学3年の時にダイエット目的で卓球を始めたという和田。 メキメキと上達していき、3年後の大会では「すごい憧れていて、もう本当に雲の上みたいな感じ」という先輩の古川に初勝利。 これをきっかけに「私も世界を目指せるんじゃないかなと思った」と語る。 2023年は国際大会でも連戦連勝と絶好調だったが、「自信はついたんですけど優勝したから次も勝たなきゃいけないっていう......」、同時にプレッシャーも大きくなり、タイオープンではまさかの1回戦負け。 そこで再び火がつき、同年のアジアパラ競技大会を制して、パリパラリンピック代表の座をつかみとった。 そして初出場となったパリパラリンピック。 1番印象に残っているのは準決勝、世界ランク1位との大接戦だ。 「前日練習もすごい苦しくて号泣していて、そんな中での勝ちだったのですごく印象に残ってます。 ラリーで負けたらもう絶対勝てないと思ったので意地でも入れることと、あと相手のサーブのタイミングが結構独特なのでそれに惑わされないように自分のタイミングで入るようにしてたことが大きいです」(和田)
フルゲームの末に世界1位を下して、ついに決勝進出。 決勝の相手は東京パラリンピック金メダリスト、準決勝では古川を破ったベテランカットマン。 序盤は独特の球質に苦しんだものの、回転に慣れ始めてからは和田のペース。 MC平野早矢香も「スマッシュで相手のやりにくい体の中心のミドルとかうまく攻めて、戦い方もすばらしかった」と絶賛する戦いぶりで見事勝利。 卓球のシングルスでは男女通じて日本初の快挙となる金メダルを獲得した。 パラリンピックの大会中、和田が心がけていたことがある。 「いいことをしたらいいことが返ってくると思っているので、試合期間中ゴミが落ちてたら拾うようにしたりとか、人が困っていたらいつも以上に気を配って助けようと」(和田) このエピソードを聞いてMC武井壮も「拾った(ゴミの)分だけ、拾えたボールが増えてる可能性ありますね!」と和田のすばらしい行動に感心していた。