生徒手作りのツアーなど紹介 奄美高 みらい育成アワード受賞を市長に報告
鹿児島県立奄美高校(脇浩一校長)がこのほど三菱みらい育成財団の「みらい育成アワード2024」準グランプリを受賞した。生徒らが17日、安田壮平奄美市長を表敬訪問し、受賞理由の一つになった生徒手作りのツアー「奄美の魅力フルコース堪能プロジェクト(奄ふるプロジェクト)」の今年度の企画状況を報告した。 賞は同財団の助成1年目の団体が対象。高校などの部門(カテゴリー1)には2023年度に181件の応募があり、奄美高校を含め67校が採択された。 受賞は地元企業や島外の旅行会社と連携し観光客をもてなす「奄ふるプロジェクト」や、5学科それぞれの特色を生かした地域協働・文化継承の取り組みによるもので、「結」をテーマに生徒たちが主体となって地域と連携する姿は「地方創生の鍵」とも評価された。 生徒から今年度の奄ふるプロジェクトの説明を受けた安田市長は「訪れた客が感動するプログラムになっていると思う。奄美ファン、奄高ファンをつくって」と激励した。 現在、昨年度の旅行客の声も踏まえ試行錯誤を重ねながら準備を進めている生徒たちは、プロジェクトについて「関わる人みんなが『楽しい』ものに」「『また来たい』と思ってもらえるように」「『一生の思い出』になるように」とそれぞれ語った。
奄美の南海日日新聞