円安傾向を追い風に金沢にも多くの外国人観光客が訪れています。 訪れる海外からの観光客に日本の魅力をより深く知ってもらおうと、市内の小学生たちがきょう、英語でプレゼン体験を行いました。 【写真を見る】小学生が英語で外国人観光客に金沢の魅力をプレゼン!ふるさとの魅力を再確認 「あなたは中国料理が好きですか?はい、日本料理も中国料理もどちらも好きです。私は料理人です」 海外からも観光客が多く訪れる金沢21世紀美術館。 朝霧台小学校 槇千里教諭 「金沢を楽しみに、楽しむために来ているので皆さんもそれを盛り上げられるように笑顔で声かけられるといいですね」 ■金沢の魅力を自分たちで調べ外国人観光客へPRする 朝霧台小学校の6年生32人が挑戦したのは外国人観光客への直撃プレゼン。 グループに別れ地元・金沢などについて自分たちで調べた情報を紹介する取り組みです。 金沢カレーについて英語で「とてもおいしい。病みつきな味」 事前に学校で練習していた時にはスムーズに相手に話しかけられていましたが、きょうは緊張してなかなか一歩が踏み出せません。 ■意を決して外国人観光客に話しかけると・・・ 児童 「（リーダーに対して）観光客だよあれ。言えばいいじゃん。何で話しかけないの」 こちらのグループは、校長に背中を押され、意を決して話しかけに行きます。 児童「ハロー」「ジャーチンドーフ、シューマイ」 観光客「中国料理?」 児童「そうです。中国料理は好きですか?」 観光客「私は中国人です」 紹介したのは日本の給食について。 どうやら関心を持ってもらえたようです。 中国人観光客 「子どもたちから話を聞けて良かった。給食が児童にとっていいものとわかったし。私たち観光客も地元の小学生がどんなふうに勉強しているのか、どんな給食を食べているのか少しだけでも知ることができた」 ■対応してくれた観光客には折り紙を 児童 「練習したとおり英語が通じたのもあったけど、あまりよくわからない質問とか英語が伝わらなかったりしたけどちゃんとできて良かった」 対応してくれた観光客にはもてなしの気持ちを込めて折り紙を手渡します。

観光客「ビューティフル、アリガトウゴザイマス」 児童「（折り紙には）来てくれてありがとうと。準備した甲斐があったなって、すごく楽しかったです」 興味を持ったテーマについて、自分たちで詳しく調べ、伝える喜びを感じた子どもたち。 学校は、こういった活動を通して地元の魅力を再認識する機会にしてほしいとしています。