イカ・サケの不漁で青森県に支援を要請 主力の水揚げ減少「漁業経営に危機的な打撃」
青森朝日放送
青森県の漁業の主力であるスルメイカやサケの不漁により、漁業経営は危機的な状況にあるとして、青森県漁連は県や県議会に支援を要請しました。 11日は、県漁連の二木春美会長たちが県庁を訪れ、小谷副知事に要請書を手渡し漁業者の窮状を訴えました。 要請書では、水揚げの減少に加え燃料費の高騰が漁業経営に危機的な打撃を与えているとして、県に支援を求めています。 県漁連によりますと、県内のサケの水揚げ量は1990年度をピークに減少し、2023年度は184トンとピーク時の1.4%程度に激減しています。 こうしたサケ漁の不振について小谷副知事は、県としても国に対し、サケの増殖事業について働き掛けていきたいと答えたということです。 【青森県漁連 二木春美会長】 「全体的に今のところ燃油の高騰が一番のネックになっているので、大きい問題から取り上げて要望していきたいと思っています」 また、県漁連は11日、県議会の丸井裕議長に対しても要請書を提出し、サケ漁やホタテ養殖業への支援を求めました。