<勝利へ・2021センバツ鳥取城北>選手アンケート/中 学校選択 「甲子園のため来た」半数 「龍谷大平安戦見て」も /鳥取
3月19日開幕のセンバツ大会に2年連続で選出され、今やすっかり甲子園の常連となった鳥取城北。2月初旬に実施した全部員アンケート(2年26人、1年45人の計71人、マネジャー除く)の集計結果からナインの「素顔」を浮き彫りにする連載の2回目は、それぞれがどのような姿勢で野球に取り組んでいるのかを中心に探った。【望月靖祥】 ■野球歴 中学時代は全員が野球をプレーしており、8割以上が小学3年までに野球を始めていた。硬式・軟式の別では、約85%に当たる60人が硬式チームに所属。リーグ別では関西で盛んなボーイズが最も多かった。友人や父、兄ら身近な人の影響で野球を始めた人が多数を占めた。 ■進学理由 なぜ鳥取城北を進学先に選んだのかを聞いたところ、「甲子園に一番近いと思ったから」などを含む「甲子園に出るため」との頼もしい回答が32人と、有効回答数(65=無回答を除く)のほぼ半数を占めた。 注目したいのは5位タイの「龍谷大平安戦を見て」。2018年夏の甲子園の1回戦で、鳥取城北は春夏通算100勝を目指す京都・龍谷大平安と対戦。2―3で九回サヨナラ負けを喫したものの、全国トップクラスの強豪と互角に戦った姿は多くの高校野球ファンに感動を与えた。 ■理想の選手 好きな球団のトップは4年連続日本一のソフトバンク。「目標の選手」では、投打「二刀流」の本格復活が期待される大谷翔平選手(MLBロサンゼルス・エンゼルス)が一番人気となった。2位は豪快なフルスイングが魅力の森友哉捕手(西武)。3位は昨季パリーグ本塁打王の浅村栄斗二塁手(楽天)ら5人。「打の鳥取城北」だけに、日本を代表する好打者に人気が集まった。 ……………………………………………………………………………………………………… ◆中学時代の野球歴◆ ・硬式 60人 <リーグ内訳> ボーイズ 35人 ヤング 18人 シニア 7人 ・軟式 11人 ※複数経験者は最終所属チーム ……………………………… ◆野球を始めた時期◆ 幼稚園 1人 小学1年 14人 2年 22人 3年 21人 4年 8人 5年 2人 6年 0人 中学 1人 ※無回答2 ……………………………… ◆野球を始めた理由ベスト5◆ (1)友人に誘われ 17人 (2)父の影響 15人 (2)兄の影響 〃 (4)プロに憧れて 4人 (5)知人の勧め 3人 ……………………………… ◆鳥取城北を選んだ理由ベスト5◆ (1)甲子園に出るため 32人 (2)設備や環境がよい 8人 (3)ユニホームがかっこいい 5人 (3)昔から憧れていた 5人 (5)龍谷大平安戦を見て 4人 (5)先輩が進学していたから 4人 ……………………………… ◆好きな球団ベスト5◆ (1)ソフトバンク 19人 (2)巨人 18人 (3)阪神 10人 (4)日本ハム 4人 (5)広島 3人 ……………………………… ◆目標選手ベスト5◆ (1)大谷翔平(エ) 6人 (2)森友哉(西) 4人 (3)浅村栄斗(楽) 3人 (3)岡本和真(巨) 〃 (3)鈴木誠也(広) 〃 (3)田中将大(楽) 〃 (3)山田哲人(ヤ) 〃 ※敬称略。「エ」はMLBロサンゼルス・エンゼルス