DeNA・松尾が甲子園に2年目でついに凱旋(がいせん) 初CSに武者震いも「プロで借りを返したい」
DeNA・松尾汐恩捕手(20)が11日、初めて出場権利を得たCSファーストS・阪神戦を前に武者震いした。 この日行われた甲子園での前日練習で汗を流すと、「いつも通りなんですけど、緊張感はありますね」と率直な思いを言葉にした。プロ2年目で今季は27試合に出場。正捕手・山本が右尺骨骨折で離脱した影響で、CSという大舞台への出場権を得た。出場機会があれば、「後悔のないように。自分の持っているものを最大限に出していきたいなと思います」と意気込んだ。 また松尾にとって甲子園は特別な場所でもある。大阪桐蔭時代、春夏で4度聖地の土を踏み、3年の春には全国制覇。春夏連覇を目指したが、惜しくも準々決勝で敗退した。プロ入り後、甲子園でのプレー機会はなく、この日松尾は「久しぶりに(甲子園に)来られて、自分の中でもうれしさがありました」と喜んだ。 それでも「思い出すのは負けたこと」と笑い、「でも何かいろいろ思い出しますね。その借りを返したいと思います、プロで」と負けたら終わりという似た雰囲気を持つ短期決戦を前に、意気込みを語った。