【MLB】8回まで無安打もメッツ逆転勝ち リンドーアの「ノーヒッター阻止弾」から一挙6得点 今季80勝に到達
【メッツ6-2ブルージェイズ】@ロジャース・センター
日本時間9月12日、メッツは敵地ロジャース・センターでのブルージェイズ3連戦の最終戦を迎え、8回まで無安打に封じられていたものの、9回表に一挙6点を奪って逆転勝ち。3連戦を2勝1敗の勝ち越しで終え、今季80勝に到達した。メッツ3番手のダニー・ヤングに4勝目(0敗)が記録され、5番手のエドウィン・ディアスは18セーブ目を記録。ブルージェイズ先発のボーデン・フランシスはまたしても快挙達成を逃し、2番手のチャド・グリーンが6敗目(4勝)を喫した。 【動画】メッツのフランシスコ・リンドーアが同点の31号ソロを放つ 4回裏に1点を先制されたメッツは、ブルージェイズ先発のフランシスの前にヒット1本すら打つことができず、8回までに出した走者は四球1つ、死球2つの3人だけ。ノーヒッターまで「あと3人」に追い込まれた。しかし、9回表先頭のフランシスコ・リンドーアが31号同点ソロを放ってフランシスを降板に追い込むと、そこから無死満塁のチャンスを作り、ピート・アロンソの犠飛で勝ち越しに成功。再び満塁となり、スターリング・マルテの犠飛とフランシスコ・アルバレスの7号3ランで一挙6得点のビッグイニングとなった。9回裏に1点を返されたが、最後は守護神ディアスを投入し、二死1・2塁のピンチを抑えて試合終了。鮮やかな逆転勝利で3連戦の勝ち越しを決めた。 ブルージェイズ先発のフランシスは日本時間8月25日のエンゼルス戦でも9回表先頭のテイラー・ウォードに初安打となるソロ本塁打を浴びて降板。3試合ぶりにノーヒッターに挑戦したが、またしても快挙達成はならなかった。米公式サイト「MLB.com」のサラ・ラングス記者によると、1シーズンに2度、9回に打たれてノーヒッターを逃すのは1989年のノーラン・ライアン以来だという。とはいえ、直近7先発では4勝1敗、防御率1.50、WHIP0.44。トレードで移籍した菊池雄星(現アストロズ)の穴を埋めて余りあるほどの活躍を見せている。