個別株物色が本格化する日本株市場で要注目の好調3銘柄
ダウ平均株価が最高値を更新した余勢を駆って、2月2日の日経平均も反発した(写真:ブルームバーグ)
2月1日の米国株市場でダウ平均株価が過去最高値を更新したことを受けて、翌2日の東京株式市場は半導体関連を中心に買いが優勢となり、一時は前日比で400円を超える上昇となる場面もあった。ただ、後場に入ると、日本時間の今夜に発表されるアメリカの1月雇用統計を控えて、利益確定売りが優勢となり、上昇幅が縮小。終値は前日比146円高の3万6158円と反発した。 来週(2月5~9日)は、主要経済指標の発表が少ない中で、2023年10~12月期の決算発表が佳境を迎えることから、業績内容を吟味しながらの個別物色が一段と本格化しそうだ。ただ、アメリカの長期金利の低下傾向を受けて、外国為替市場で円安ドル高が一服す可能性もあり、売り材料となる懸念もある。 来週の日経平均の想定レンジは3万5600~3万6400円と、3万6000円を挟んだ一進一退の推移となりそうだ。
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冨田 康夫