無党派層で「石丸が蓮舫上回る」…一体何のバグ? 全国紙記者困惑「一部の社で特定の候補者に投票したとする数字が高く現われた」
無党派層の支持を石丸氏が蓮舫氏を「やや上回った」
読売新聞の調査によれば、有権者の5割近くを占めるとされる無党派層は、小池氏が最も多い3割の支持を得ており、蓮舫氏と石丸氏はともに1割強だった。男女ともに小池氏の支持が厚く、蓮舫氏と石丸氏は女性の支持が少なめだったという。JNNの調査では無党派層は小池氏と石丸氏を支持する人がそれぞれ約3割、蓮舫氏は約2割となっている。女性の支持は小池氏が4割あまり、蓮舫氏は約3割、石丸氏は2割弱だったという。 共同通信の調査をもとにした産経新聞の記事は、無党派層の支持は小池氏が3割弱で最も多く、石丸氏と蓮舫氏がそれぞれ2割強だった。毎日新聞の記事では、小池氏が年代別で30~60代に幅広く浸透し、女性から「かなり強い」支持を得ているという。 無党派層や女性の支持を得る候補は、一般的に支持の上積みが期待される。投票先未定の人も一定数いるので情勢は変化する可能性があるが、主要マスコミの調査分析を見る限りにおいては中盤情勢でも小池氏が「リード」しているのだろう。ただ、読売の調査分析では無党派層の支持を石丸氏が蓮舫氏を「やや上回った」としており、JNNの報道でも同様の分析がなされている点は興味深い。
田崎四郎も「無党派層で石丸が蓮舫をリード」
6月末に櫻井よしこ氏の言論テレビに出演した政治ジャーナリストの田崎史郎氏は「世論調査を見ると、小池氏が他候補を10ポイント以上引き離している」と説明。「東京は無党派層が一番厚い。誰が一番アプローチできているかといえば、小池氏が最もできている。3~4割は小池氏だ。その他の人たちは蓮舫氏に大きく傾くかとみられていたが、実は石丸氏が少し上を行っている」と指摘している。2期8年の小池都政に対しても約6割が「評価する」としており、小池氏は「無党派層の獲得・女性の支持・現職への肯定的評価」という3点セットを背景に先行した戦いを展開しているようだ。 ただ、不思議なのは中盤情勢調査を一緒にした社で表現が異なっている点だ。たとえば、共同通信は毎日新聞とTBS、東京MXテレビ、フジテレビと共同で電話調査を実施している。共同通信の加盟社は調査データを共有し、それぞれ掲載しているわけなのだが、毎日新聞は「2位」の蓮舫氏が追い上げ、石丸氏が「続く」展開と報じている。しかし、共同通信の調査結果を報じた産経新聞の記事では、「蓮舫氏が続き、石丸氏が激しく追い上げる展開」と掲載した。
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