ひろゆき氏と服開発 中能登の丸井織物
丸井織物(中能登町)は16日、インターネット掲示板「2ちゃんねる」の開設者で実業家の西村博之氏と共同開発したアパレルの商品を発表した。アラミド繊維100%で作られた燃えにくく、切れにくい衣服で、新ブランド「Mo,de in Japan」として展開する。 西村氏が日本の職人が作る製品を世界に広めるために設立した新会社「made in Japan」の第1弾プロジェクトで、優れた技術力を持つ丸井織物とタッグを組んだ。新会社には丸井織物も出資し、宮本智行専務が取締役に就いた。 商品は防弾チョッキなどに使用されるアラミド繊維を活用したTシャツやパーカで、価格は3万1900円(税込)~7万400円(同)。耐火性能の素材で開発した。 16日は都内で商品発表会が開かれ、西村氏は「海外で日本製品が評価されていることを日本人が分かっていない。安売りせず『ジャパン縛り』でいきたい」と述べた。宮本専務は能登半島地震で西村氏から支援を受けたことを紹介し「日本製にこだわるところに感銘を受けた。技術力の高さを示したい」と話した。