帰省で「高速バス」を利用しました。高速バスの運転手は路線バスよりも勤務時間が長そうですし、年収も高くなるのでしょうか?
路線バスは、同じ地区内を移動するための手段で使うのに対し、高速バスは帰省や就活で別の都道府県へ行くときなど、長距離移動をする時に利用します。高速バスの運転手の方が路線バスと比べて勤務時間が長く、収入も多いのでしょうか。 バスの運転手の収入が知りたいときは、実際にバス会社の採用情報を比較すると分かります。今回は、路線バスと高速バスの運転手の収入や、それぞれの仕事内容の違いなどについてご紹介します。 ▼会社員で「年収1000万円」以上の割合は? 大企業ほど高年収を目指せる?
路線バスと高速バスの運転手では収入に違いはある?
バス会社の採用情報では、高速バスと路線バスの運転手をまとめて募集しているケースが少なからずあります。例えば、A社では、まず契約社員として採用されたあとに正社員として登用され、契約社員時の初任給は基本給「18万5000円+諸手当」です。また、モデル収入として、平均月収は36万2500円、平均年収は435万円(正社員登用後)としています。 また、バス会社のB社もA社と同じように高速バスと路線バスの運転手を採用していますが、公開されているモデル年収はどちらもまとめられた金額で、約440万~480万円です。ただし、諸手当が加わることで、路線バスと高速バスの運転手の収入に差が出る可能性はあります。 A社では、以下のような手当が例として挙げられています。 ●超勤手当 ●通勤手当 ●休日勤務手当 ●清掃手当など もし、高速バスの運転手で、路線バスよりも多くシフトに入っていれば、受け取れる手当が増え、年収が多くなる可能性もあるでしょう。また、高速バスで深夜帯の運転だと、深夜勤務手当の対象です。 もし、同じ会社で路線バスは深夜に運行しておらず、高速バスは深夜帯も運行している場合は、収入に差が出るでしょう。
路線バスや高速バスの運転手になるには?
路線バスや高速バスの運転手になるために、学歴は基本的に関係ありません。ただし、バスは大型二種免許が必須です。会社によって、採用条件の一つとして免許の所持を必須条件にしているところと、入社後に免許取得支援を行うところがあります。 また、入社後半年以内の取得といった条件を設けている会社もあるので、もしバスの運転手を目指すなら、よく確認しておきましょう。大型二種免許は普通免許や中型免許などを取得し、運転歴が3年以上ないと取得できないようです。