【解説】台風6号…9日ごろには九州・四国に上陸の可能性も 東日本にも湿った空気が…
日テレNEWS
台風6号が再び沖縄に接近し、本島の全域に「暴風警報」が発表されました。さらにこの先、関東など離れた場所でも影響が出る可能性が出てきています。台風の今後の進路などについて、気象予報士の市村紗弥香さんと共にお伝えします。
■台風6号の進路 どの地域がいつ警戒すべき?
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市村紗弥香・気象予報士/防災士 「沖縄本島の西にある台風6号ですが、このまま、強い勢力を保ちながら東へ進み、5日(土)から6日(日)にかけては再び、沖縄地方や奄美地方にかなり接近する見込みです」 「週明けには、進路が北寄りに変わり、9日(水)ごろには九州や四国に上陸の可能性もかなり高まってきました」
「では、どの地域がいつ警戒すべきなのか、詳しく見ていきます。沖縄地方では、雨・風ともに5日がピークです。奄美地方では、5日から週明け7日にかけて警戒が必要です。九州地方を見ると、南部では6日から大雨の可能性があり、週明けには北部も含めて雨風ともに強まり荒れた天気となりそうです」
■走行中のトラックが横転するほど? 猛烈な風が吹く可能性
中島アナウンサー 「沖縄では停電も起きましたが、また…となるとさらなる被害が心配ですね」 市村気象予報士/防災士 「那覇ではビルの案内板が倒れて、電線にもたれかかってしまう被害もありました。今回も、走行中のトラックが横転する恐れがあるほどの猛烈な風が吹く可能性があります」(※沖縄・奄美地方・5日予想 最大瞬間風速45メートル) 市村気象予報士/防災士 「雨や風の影響を受けたところに、さらに同じような暴風や大雨となりますので、家屋が崩れる可能性や土砂災害の危険度がより高くなりそうです」
■関東へ近づく可能性は…
中島アナウンサー 「九州や四国などへ上陸の恐れもあるということですが、関東へ近づく可能性はあるんでしょうか?」 市村気象予報士/防災士 「このまま行くと、台風の本体自体は西日本に進むと思いますが、東日本にも台風が湿った空気を運びます。週明け7日からは関東も、曇りや雨が多くなりそうです。台風の動きなどにもよりますが、雨脚が強まる恐れもあるので、関東でも最新の情報をチェックしてください」 中島アナウンサー 「夏休み中で旅行の計画を立てている人もいると思いますが、予定の見直しをするなど、今のうちにできる備えをお願いします」 (8月4日放送『news zero』より)