小田井涼平「おっさん2人でやることかこれ?」福岡出身の原口あきまさとともに“幸せの鐘”を鳴らす「幸せにするからな」
小田井涼平がMCを務める「小田井涼平のあい旅」(毎週木曜夜8:00-9:00、BSJapanext<263ch>)。1月18日の放送回では、福岡出身のゲスト・原口あきまさが福岡・中州を紹介。福岡PayPayドームでは、お得意のモノマネ合戦で大はしゃぎした。 【写真】福岡PayPayドームで原口あきまさのモノマネ独演会が開催 ■普段は入れない福岡PayPayドームの裏側に大興奮 福岡・中州にたどり着いた小田井は、「すっかり冬らしくなって来ましたね」と冬をしみじみ感じながら「一体誰が来てくれるのかな、楽しみやな」とどこか浮足立ったようす。そんな小田井の前に、「この辺やったけどな…」と明石家さんまのモノマネをした芸人・原口が現れる。 最初からクオリティの高いモノマネをかましてきた原口に、小田井は驚きつつも「え!あれ、ちょっと」と“本物”を見るのと変わらないノリで接触。原口はまだモノマネを崩さず、さんまのまま「見つかっちゃった」とテンポのいいやりとりを繰り広げた。 開始早々相性の良さを見せつけた2人は、続いて原口おすすめのスポットである福岡PayPayドームへ。「のっけからドーム連れてくるあたり、(ホークス)愛しか感じない」と笑う小田井の指摘はピタリと当たり、「今回、ここだけでいいんじゃないですか?」と原口が福岡ソフトバンクホークス愛を見せつける。 知っての通り、福岡ソフトバンクホークスの大ファンである原口。過去には応援団にも所属しており、2年連続でファンイベントに出演したことも。そんな原口からの提案で、普段は球団関係者しか入れないドームの裏側見学ツアーへ参加することに。 福岡PayPayドームの裏側を体験できるツアー「ドーム満喫コース」は、誰もがブルペンやロッカールーム、ベンチが間近に見られることで人気を博している。大人1600円、子ども850円というリーズナブルさも、人気の理由だろう。 スタッフに連れられてさっそくフィールドに降り立った原口は、「どうですか?」と我がことのように誇らしげ。そして小田井も「すごい…えぇ、やばい。スポンサーロゴ見ただけでテンション上がる」と大はしゃぎしていた。 ドームの広さに興奮してスタッフに話を聞く小田井。しかしその横で、原口がバッドを構えつつ、左の肘を細かく上下させる特徴的なバッティングフォームを見せる。しかしいつまでたってもツッコミを入れてくれない小田井に、「中村晃やってんだから!」としびれを切らした原口が自己申告するという一幕も。 にぎやかに楽しむおじさん2人、タイミングが合わないときも笑いは絶えない。 ■原口の贅沢なモノマネ大会 福岡ソフトバンクホークスの選手らが使っている一塁側のベンチに座ることになった小田井と原口。「テレビでは見たことあるけど、生で見たことないから」と声を弾ませる小田井に、原口が実家を紹介するかのようにベンチの造りを解説する。するとここで、小田井が好きなシーンがあると言って「味方のホームランを見ようと身を乗り出す」シーンを再現。野球好きなら誰もが見たことのある“ベンチあるある”だ。 小田井による再現度が高いモノマネを前に、原口もエンジンがかかった。小田井に続いて「味方のホームランを見ようと身を乗り出したが、ホームランにならなかった」場合を全力で披露。さすがの“細かすぎる”モノマネに、小田井は「そうそうそう!」と笑いながら大きくうなずく。 その後も原口の勢いは止まらず、さまざまなあるあるモノマネで場をにぎわせる。しばらくして我に返った小田井から「なにこのベンチコント!」とツッコまれると、ようやく原口ショーは終演。どこかやりきったようすの原口に、小田井はキャッチボールをしようと提案する。 しかし、さすがはサービス精神の塊である原口。キャッチボール中でもモノマネを披露。引き出しの多い原口と大笑いする小田井がキャッチボールをする姿は、どこか少年のようにキラキラと輝いていた。 ■小田井と原口が明太子の創作料理にうなる 福岡の街を堪能した小田井と原口が最後に訪れたのは、福岡の夜の名物「福岡の屋台」。中洲・天神など繁華街を中心に約100軒もあると言われる数ある屋台の中から、2人が訪問したのは「明太中毒~明太子好きによる明太子好きのための明太子専門店」だ。 原口も初めて訪れるというその屋台では、イケメンコンビが“明太づくし”屋台グルメを作っていた。鍋やラーメン、アヒージョなど、明太子を使用した料理が15種類以上あるという。 生ビールで乾杯しつつ、「屋台でのビールいいね」と絶賛する2人。おすすめの品と紹介を受けて注文した「焼き明太子」を拍手で迎えると、改めて「おいしい」「めっちゃ(焼き目が)奇麗」と舌鼓を打った。 さらに店一番人気だという「明太豚バラレタス巻き」には、「“明太中毒”に恥じない」とお店の看板に負けない絶品料理を大絶賛。次々と出てくる品々に、小田井と原口は終始うなっていた。 ■おじさん2人のじゃれあいも“旅の風情” 今回の旅では、小田井・原口の口から何度も「おじさんだけで需要あるか?」とこぼす場面が複数。たとえば福岡PayPayドームの「アドベンチャーツアー」であれば、ゴールであるドーム屋根の外に設置された“鳴らすと幸せになれる鐘”を見たときだ。 “ドームの屋根”という過酷な場所に設置された鐘に、そろって「どこに作ってんねん!」とツッコむ2人。それでも一緒に鳴らすことにした小田井と原口は、「おっさん2人で鳴らします」と宣言して鐘を鳴らした。 すると気分が出てきたのか、ぴたりと寄り添う原口。小田井も応えるように「よしよし俺が幸せにするからな」と告げていたが、番組スタッフからの生暖かい視線に耐え切れず「泣けてきたわ」とコントを終える。 ほかにも糸島エリアの「池いちご園」の入り口で、イチゴを食べる前にかわいらしいフォトスポットの前でポーズをとることになった小田井と原口。そのきっかけとなったのは2人の言動からだった。フォトスポットには案内されていないものの率先して動き、2人して「こういうやつでしょ?」とポーズを取る。 キュートなフォトスポットで写真を撮ったあと、「おっさん2人でやることかこれ?」とセルフツッコミする小田井。そして原口も「なんなん鐘鳴らしたりさ」と続けてツッコみつつ、スタッフからの笑いに満足そうな表情を浮かべていた。 度々「おじさん2人が…」とネタにしていたが、ノリノリなのは本人たち。少年のようにはしゃぐおじさんたちの姿は、ある種“ここでしか得られない栄養素”も持つ。しみじみと旅の風情に想いを馳せる旅もあり、またときいはこうしてゲストとはしゃぐ旅もある。どちらも貴重な“旅の風景”には違いないのだ。 素敵なスポットを淡々と紹介する旅番組にはない趣を見せてくれる「小田井涼平のあい旅」。放送回によって楽しみ方も異なる同番組、次はいったいどんな旅模様になるだろうか。