大型ブランコから温泉郷を一望 週末には観光客100人以上が訪れる旅館駐車場
長野県阿智村の昼神温泉郷の旅館「ひるがみの森」駐車場に高さ4メートルほどの大型ブランコが設置された。ブランコに揺られながら温泉郷の全景を見渡せることができる場所にあり、昼神温泉全体の魅力発信につながれば―と関係者が期待を寄せている。 【写真】ブランコ周辺から撮った昼神温泉
ブランコは、温泉施設の清掃などを手がける「抗菌美装」(飯田市)が今年創業25周年を迎え、取引先の昼神温泉に恩返ししたいと発案。同旅館の岡田拓也社長(44)が申し出を快諾し、同旅館の駐車場の一画に設置した。大型ブランコの周囲には、通常サイズのブランコやハンモックも設けたほか、簡易小屋を建てて恋愛おみくじも置いた。
以前から温泉郷の底上げに向け、テントサウナの設置や、人の皮膚の角質を食べる習性がある「ドクターフィッシュ」の体験ブースなど幅広い仕掛けに取り組んできた同旅館。大型ブランコには週末、観光客など100人以上が訪れるといい、岡田社長は「昼神温泉郷の認知度が少しでも上がるきっかけになれば」としている。利用時間は日中で、同旅館駐車場を無料開放している。