【君島十和子さん】30年以上美容に向き合ってきて辿り着いた、マスカラへの信頼と世界への道
マスカラは自分の中のスイッチ
「昔ね、『無人島に1つだけメイクアイテムを持っていくならマスカラ』っていう話があったんですよ。それくらい、メイクの中でもマスカラは重要だよってこと。私自身にとっても、マスカラはスイッチなんです。 アイシャドウのような派手さはないけれど、まつげをマスカラで際立たせておくこくとで、正面からだけでなく、横から見ても斜めから見てもわかる力が、目に宿ります。 私はシャドウやチークの粉が付着するのを避けるため、すべてのメイクの仕上げにマスカラを塗るのですが、それが1日のスタートを切るためのスイッチ。まつげを上げて、マスカラを塗る。そうすることで、“君島十和子”の顔になれる。『さあ、今日も1日頑張るぞ』という、はじまりの合図となるのです。 大人世代のまつげは、髪と同様、だんだんと痩せたり、抜けやすくなったりして、ボリュームが失われていきます。その変化に寄り添って、美しい仕上がりを目指す。まずはそこにこだわりました。さらに企業の責任として、環境への負荷も最大限減らさなくてはなりません。環境に負荷をかける恐れのある成分をとことん排除して、だけど美しい仕上がりも妥協できないので、キャッサバなどから作られた植物由来のワックスや国産のクレイ、ファイバーなどを厳選。さらに、FTCの“ザ・トワコイズム マスカラ カール パーフェクション”の技術を踏襲して、カールアップ&キープ力も担保。しなやかに、濃く、長く。まつげを美しく見せるためのこだわりを詰め込みました。 さらに、オフ後の目元の美しさにも配慮して、ナチュラルフラーレンやスイセンジノリなどの10種類の植物由来の成分を配合しています。 『本当にできあがるのか?』なんて思うほど大変でしたが、満足いくものに仕上がりました」
今回の一善「止まらなければ、終わらない。新しいことへの挑戦は、いくつになっても楽しい!」
インタビュー時に十和子さんがおっしゃった「成功する確信などありません。だけど、まず動かなければ何も始まらないし、変わらない」という言葉が印象的でした。いくつになっても変化を恐れず、前進しつづける十和子さん。だからこそ、みんなが憧れ、目標にするのでしょう。 こちらの連載は今回で最終回となります。長い間ご覧いただきありがとうございました。
君島十和子
1966年5月30日生まれ。美容家、FTCクリエイティブディレクター。 中学時代にモデルデビュー。雑誌「JJ」の専属モデルを経て、女優デビュー。1995年12月に君島誉幸氏と結婚し、芸能界を引退。その後は美容知識を活かし、コスメブランド「FELICE TOWAKO COSME」(現FTC)を立ち上げ、多くのファンを獲得。年齢を重ねても変わらない美肌と抜群のスタイルは常に羨望の的で、雑誌等の美容企画で特集が組まれるほど。著書に「アラ還十和子」(講談社)、「十和子塾」(集英社)、「十和子イズム」(講談社)など。公式Instagram:@ftcbeauty.official
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