「ロスに向けて今1番いいスタートが切れている」と武井も激推し! WTT決勝で早田を下した長 﨑美柚の今に迫る! 【卓球ジャパン!】
6月29日放送の『卓球ジャパン!』は、今年5月のWTTコンテンダーリオの女子シングルスで優勝を果たした長﨑美柚(木下グループ)をピックアップ。 【LIVE配信】『WTTスターコンテンダーバンコク2024』7月2日(火)~7日(日)開催!試合結果・トーナメント表 4年後のロス五輪に向けて進化を続ける22歳の今に迫った。
ジュニア時代には世界ジュニア、アジアジュニアを制し、ダブルスでも世界卓球で銅メダルを獲得するなど輝かしい成績を残す一方で、シニアのシングルスでは目立った成績を残せないでいた長﨑。
しかし、WTTコンテンダーリオでは初戦からすべてストレートで勝ち上がると、決勝では日本女子のエース・早田ひな(日本生命)をフルゲームで下し、シニアの国際大会初優勝を飾った。 番組では、大接戦となった早田との決勝をMC平野早矢香&武井壮がDEEPに振り返った。
まず平野が注目したのは第3ゲーム直前、ノートを見ながら戦術を確認するベンチでのワンシーンだ。 「これまでももちろんしていたと思いますが、今まで以上に自分のメンタルコントロール、戦術をすごくよく考えているんじゃないのかなと感じました」と平野。
実際この試合の長﨑は、若さと勢いが前面に出ていた今までとは一味違うクレバーな戦いぶりを見せた。 ゲームカウント0-2となり、苦しい状況になった第3ゲーム。
本来であれば戦術を変えるのがセオリーだが、第1、2ゲームと同じく短いサーブ&レシーブの戦術を貫いた。 「おそらくこれまでの(早田との)対戦の中で長いサーブを使って、いい形を作った試合もあったけど結局勝ちきれない。それならやっぱりダメなんじゃないかって。 そういうこれまでの対戦のイメージから"今回はもうこれをやるんだ"という風にある程度決めてきたのかなと思いました」と戦術を変えない長﨑の意図を平野は分析する。
長﨑は鋭いチキータも武器だが、レシーブではストップを多用。第1、2ゲームは回転を読み切れずレシーブが浮く場面もあったが、徐々に対応し始めて短いボールで早田を前後に揺さぶる戦術がハマり始めていく。