【阪神】中野拓夢「ファンと初めて分かった」自分推しオードリー若林正恭の前でV打の神ファンサ
<日本生命セ・パ交流戦:阪神4-1西武>◇8日◇甲子園 甲子園でリベンジしましたよ、若林さん! 阪神中野拓夢内野手(27)が3回1死一、二塁で決勝点となる先制の二塁打を放った。西武高橋の内角への152キロを力強くとらえて一塁線を抜いた。 【写真】「背番号51」のユニホームで始球式を行ったオードリー若林正恭。打者は春日俊彰 「まさか、また甲子園で対戦できるとは。高橋選手はどうか分からないけど、自分は記憶がすごく残っている。高校の時はチームが負けた。プロではチームが勝てればいいかな、という気持ちでした」。 13年夏。日大山形の二塁手中野は甲子園準決勝で、前橋育英のエース高橋と2年生同士で対戦。4打数1安打で、試合は1-4で敗れた。プロでも対戦はあったが甲子園では初。5回にも4点目につながる中前打。そして勝利を挙げ、11年前のお返しを果たした。 その姿に感激する男がいた。中野推しを公言するオードリーの若林正恭だ。ラジオ中継のゲストで来場し、中野のレプリカユニを着て始球式も行っていた。背番号51ははそんな試合でお立ち台に立つ活躍という神ファンサで応えた。 前日に球団関係者を通じて来場を知らされていた中野は「(今回)自分のファンと初めて分かりました。目の前で活躍できてよかったです。投手にいつも助けられてばかりなので、打者陣が投手を助ける試合を作っていかないと」と力強く言った。オードリーの漫才のように、相反して見えても、深いところでつながり、投打で支え合えるのが強い猛虎。まだまだ打って、勝ちたい。【柏原誠】