【福岡ボート・一般】高野哲史 師匠から福岡巧者の系譜を受け継ぐ
<15日・福岡ボート・4日目> 好リズムで予選を終えた。高野哲史(35)=兵庫=は予選ラストの2走を1、2着にまとめて得点率は8.43でフィニッシュ。ドリーム戦で5着に敗れた以外はすべて舟券に絡む抜群の安定感を見せて、気持ちよく準優に駒を進めた。 機力にもメドは立った。4日目後半の8Rは4号艇ということもあって伸び仕様にしたが、「大して伸びなかった」とイマイチ。これで踏ん切りがついた。「これなら元に戻す。合えば出足系は良くて2コース向き。準優も2号艇ならちょうどいい」。迷うことなく調整を進められるのは大きなプラス材料だ。 同時開催だったからつの「ファン感謝3Daysボートレースバトルトーナメント」では、師匠の吉川元浩が優勝戦1号艇でまさかのF。「テレビを見ながら『ギャー』って叫んでいました」と苦笑いしたが、必死に人気に応えようとした師匠の思いをおもんばかった。 その吉川は先月の当地一般戦で圧倒的な強さを見せてV取りに成功。師匠はSG、GⅠもV経験があるボート界屈指の福岡巧者とあって、当然、今節も情報はたくさんもらって来ている。「師匠から福岡巧者の系譜を受け継がないといけませんね。ここからもう一踏ん張りします」。師匠の悔しさを少しでも晴らすべく、師匠のドル箱水面で確かな結果を残す。(森 大輔)