<22センバツ・日大三島>「最後まであきらめないで」 プラカードでエール 愛知・鶴城丘高生が揮毫 /静岡
18日に開幕する第94回選抜高校野球大会を前に、愛知県立鶴城丘高校(西尾市)の生徒3人が、開会式入場行進などで使用するプラカードの出場校名を揮毫(きごう)した。担当したのは、日大三島(静岡)、大垣日大(岐阜)、京都国際(京都)の3校。 プラカード文字の揮毫は、第80回大会(2008年)の記念行事として始まった。今回は「書の甲子園」として知られる第30回国際高校生選抜書展(毎日新聞社、毎日書道会主催)で地区優勝した全国10校に揮毫を依頼した。 鶴城丘高は、3年で「書道」を選択した小林咲葵さん(18)、二村早姫さん(18)、浅井李咲さん(18)の3人が担当。顧問の判治俊一教諭から「かすれやにじみが出ないように」とアドバイスを受けながら筆を握った。 日大三島を担当した浅井さんは「最後まであきらめないでほしいです」とエールを送った。大垣日大を担当した小林さんも「最後まで全力で戦ってもらいたいです」との思いを込めて書いた。京都国際を担当した二村さんは「コロナ禍で直接、応援ができないが、元気づけられるように太く書いた」と話した。 3人は選手たちにエールを送るとともにプラカードの“晴れ姿”も見ようと、「開会式はテレビを見ながら録画もします」。開幕を楽しみにしていた。【渡辺隆文】