＜16日・若松ボート・5日目＞ ポールポジションは今節の主役の手に渡った。ドリーム戦を1枠から制した井上忠政は予選を3位通過。準優9Rもイン逃げを決め優出一番乗り。10R、11Rと立て続けにインが敗れたことで、結果的に優勝戦の1枠が転がり込んだ。 一発勝負の準優を前に、調整面で方針転換を決めた。「今までしたことのないペラで行った。5日間の中では一番良かったかもしれないが、思い切りモンキーができていないし、しっくりはきていない」。〝大成功〟と胸を張れるほどの体感ではなかったということだが、結果は伴った。 今年は5V。ここを勝てば来年3月の当地SGクラシック出場に大きく近づく。最終日は5～7メートルの強いHS追い風が吹く予報だが、「水面が荒れそうなので乗り心地じゃなく足重視で調整する。駄目なら準優の感じで行く。江戸川は得意だし、荒れ水面は嫌ではないです」と強調する。難水面を乗りこなして、10月にあったダービーに次ぐSGの出場権を取りに行く。
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