後期高齢者らの「高額療養費」60人分計68万円支給漏れ…福岡県小郡市、システムへ入力せず
福岡県小郡市は19日、後期高齢者らに医療費の自己負担限度額を超えた分を払い戻す「高額療養費」について、60人分計約68万円の支給漏れがあったと発表した。
支給漏れが発生したのは、2010年3月~今年2月の診療分。制度を運用する県後期高齢者医療広域連合から毎月、市に送付される未支給リストの確認が不十分で、同連合のシステムへの入力漏れがあったことが原因という。市は対象者におわびの文書を送るとともに支払い手続きを進める。
今年7月に同県古賀市で支給漏れが見つかったことを受け、制度が始まった08年度まで遡って確認したところ、支給漏れが判明した。