教育長「あってはならない発言」 犬例えた指導、三重県教委が謝罪
三重県教育委員会の錦織厚史人権教育監は7日、県立くわな特別支援学校(桑名市)の校長が犬のしつけに例えて、障害のある生徒との接し方を教諭に指導した問題を受けて記者会見した。「不適切な発言で決してあってはならない。教育に対する信頼を損ねたことを心よりおわびする」との福永和伸教育長名のコメントを発表した。 県教委は発言したのが瀬古佐和子校長だと公表。聞き取りに対し「犬との関係のように距離を置き、手をかけすぎない方がいいという趣旨だった。差別的な意図はなかった」と説明したという。錦織教育監は会見で「人権を尊重していないということを結果的に表している」と述べた。