10日間で6試合…6連勝! 過密日程への不満に一石を投じた9部のクラブ
10日間で6試合を戦った9部クラブ
3~4日に1試合のペースで連戦をこなす一流クラブは、1日どころか数時間でさえ日程に敏感だ。世界最高峰の戦いを演じているのだから当然と言えば当然だが、そんな彼らにとって耳の痛い話がある。レベルが違うとはいえ、イングランド9部リーグで異様な過密日程をこなしたクラブがあるというのだ。イングランド北西部の地域リーグに所属するチャーノック・リチャードは、10日間で6試合も戦ったという。 悪天候などで順延された試合の影響もあり、彼らは4月18日から超過密日程を強いられた。しかも、彼らはこの6連戦を勝ち続けたのである。4月18日の6-0の大勝を皮切りに、20日に2-1、22日に5-1、23日に2-0、25日に1-0、27日に2-0と6戦全勝。しかも最後は6日間で4試合という悪魔的スケジュールを乗り越え、ぐんぐん順位を上げて昇格プレーオフに進出する4位に入ったのだ。 彼らはセミプロチームのため、大半の選手は別の仕事とサッカーを両立している。結局、4月30日に行われたプレーオフ準決勝でベリーに0-1で敗れて昇格を逃すことになったが、チームを率いるライアン・ドネラン監督は『BBCラジオ』にて「誇らしい」と選手たちを称えた。 「選手たちは毎晩のように戦ってくれた。2日連続の試合もあり、彼らはフィジオに軽く足をマッサージしてもらって何とか足を動かした。ほぼ毎試合、同じメンバーだしね。選手たちは本当に信じられないことをした。とても誇らしいよ」 果たしてプレミアリーグの日程問題は改善されるのか。 来季以降のスケジュールを見守りたい。