「福大大濠さんに勝つまでは終われない」福大大濠と鳥取城北が決勝へ ウインターカップ2024男子
23日に開幕した高校バスケ日本一をかけた戦いウインターカップ 2024。 28日に男子の準決勝が東京体育館で行われた。 準決勝第1試合は、昨年決勝で涙を飲んだ福大大濠(福岡)が84対58でインターハイ王者の東山(京都)を破り、2年連続13回目の決勝進出を決めた。 【ハイライト】激突!高校BIG3!《男子準決勝 東山vs福岡大附大濠》 SoftBank ウインターカップ 2024
■東山の瀬川選手を封じ込み、福大大濠が2年連続の決勝進出
試合開始から福大大濠が攻守の切り替えからの速い展開でゴールを決め、試合を優位に進めると、試合前半で2Pシュート成功率64.7%を記録し、3Pシュートを6本成功させ、第2クォーターを終えて46対29でリードする。 対する東山は、第3クォーターでここまで2得点だった瀬川琉久選手がレイアップも決めるも、福大大濠がすぐに3Pシュートを記録し反撃を許さず、67対38と東山を大きく突き放す。 第1~3クォーターまでリードを許した東山は、試合終了まで諦めず懸命にプレーする。 第4クォーターのスコアでは福大大濠を上回るも、福大大濠との点差を埋めることができず、84対58で福大大濠が東山に勝利し、2年連続の決勝進出を決めた。
■「東山に来て心の底から良かったと思います。」
福大大濠 渡邉伶音選手 「このウインターカップで優勝することだけを考えた1年間、自分もみんなも頑張ってきたので決勝にたどり着けたのがうれしいです。」 「明日は優勝する、日本一になる。それだけを目指して頑張りたいと思います。」 東山高校 瀬川琉久選手 「自分のできることがプレーできず、本当に悔しいです。周りのみんなは頑張ってくれたと思いますし、自分だけが何もできずに試合を壊してしまった。」 「最後の一年は自分が海外に行ってチームを離れた期間がありましたが、チームに戻った時にみんなが一人一人成長していて、素晴らしいチームメイトに恵まれて感謝しかないです。」 「東山に来て心の底から良かったと思います。」
■前回王者を破り、鳥取県勢として初の決勝進出
準決勝第2試合は、鳥取城北(鳥取)が81対58で前回王者の福岡第一(福岡)を破り、鳥取県勢として初の決勝進出を決めた。 堅守速攻が持ち味の両チームは試合序盤にお互いに守り合うロースコアな立ち上がりも、鳥取城北が17対13とリードして第1クォーター終了。 第2クォーターに鳥取城北のハロルド アズカ選手、新美鯉星選手、伊東和真選手が立て続けに3Pシュートを成功させ、鳥取城北が41対34とリードして折り返した。 鳥取城北がリードして迎えた第3クォーターは、56対42までリードを広げる。 追い詰められた福岡第一は、第4クォーターで連続得点で反撃の狼煙をあげる。しかし、鳥取城北が要所で流れを断ち切るプレーを見せ、最後は福岡第一を上手くいなして、鳥取城北が81対58で勝利した。 鳥取城北は、鳥取県勢として初の決勝進出を決めた。 29日12時から行われる決勝では、U-18日清食品トップリーグとの高校2冠がかかる福大大濠と対戦する。 一方、連覇を目指していた福岡第一は3大会連続の決勝進出とはならなかった。
■「福大大濠さんに勝つまでは終われない、決勝で戦えることがうれしいです」
鳥取城北 蓑原歩選手 「(前回王者の福岡第一との試合だったが)自分たちがやるべきことをやれば勝てると思っていた」 「お互いに堅守速攻のチームで相手を止めて走ることを意識して試合に臨みました」 「ウインターカップの組み合わせが決まる前に福大大濠さんに勝つまでは終われないって話をしていたので決勝の舞台で戦えることがうれしいです。」 「このメンバーで(試合が)できるのもラストで寂しいですけど、最後しっかり勝って優勝したい。」 ◆放送予定 男子決勝 12月29日 (日) 昼12時~ テレビ朝日系列にて生中継
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