「全米女子オープン」最年少Vから3年 笹生優花の変化と現在地
ネリー・コルダと時代をともにする幸せ
スイングやトレーニングにおいて、男子選手の動画を見て参考にすることが多い。「男子選手の方が力あるし、真似できないことが多いのは分かっている。でも、圧倒的にアイデアだったり、先端的なことをやっている選手が多いのと、色んな球を打てるのはなんでだろうって。もちろん、ネリーだったり、女子選手にもたくさん参考になるところはある」 今季ネリー・コルダはツアー最多タイの出場試合5連勝を成し遂げた。「コグニザント ファウンダーズカップ」で記録は途切れたが、笹生は「アニカ・ソレンスタム(スウェーデン)さんみたいな時代が来た」と目を輝かせる。 メジャー10勝を含む米ツアー72勝を挙げたレジェンドのような強さ。「私もそういう風に言われたい。子どもの時だったら『ああいう風になりたい』とか思っただろうけど、間近でその姿を見られているわけで。挑戦できるチャンスがある。一番近いところにいられているのは幸せ」 すべては世界ランキング1位になるためにスキルアップに励んできた。付与ポイントの高いメジャーは、夢を成就させるための大切な一戦。今年はどんな結果が生まれるのか、チャレンジングな一週間が始まる。