声優・アニメのプロが直接指導 奄美市でワークショップ 児童生徒ら60人参加
テレビアニメ業界などをテーマにしたイベント「アニメさばくりvol2」が29日、鹿児島県奄美市名瀬のアマホームPLAZAであった。第一線で活躍する声優とアニメーターによるワークショップがあり、児童生徒や一般の愛好家ら延べ約60人が参加。自然な声の出し方やキャラクターの描き方などをプロから直接教わった。 イベント企画などを手掛ける民間団体さばくりエイト(南琴乃代表)主催。海外ドラマや外国映画の吹き替えを主に活動している声優の福宮あやのさん、人気アニメの作画監督や関連グッズデザインなどを担当するアニメーターの小池智史さんが講師として来島し、2部構成でワークショップを展開した。 福宮さんのワークショップには小中学生ら約20人が参加し、発声練習や本の朗読に挑戦。福宮さんは▽横隔膜の動きを感じながら息を吐く▽呼吸を意識して力まずに声を出す▽頭の上を開いたつもりで声を周囲に響かせる―などのトレーニングを通し、一人一人の発声のくせを指摘しながら細やかにアドバイスしていた。 奄美市名瀬で毎月朗読ライブなどを実施しているというCHiHO(チホ)さんは「自分でも改善すべき点の自覚はあったが、声を外へ響かせる意識や喉に負担を掛けない発声法など、とても参考になった」と話していた。 小池さんのワークショップには40人あまりが参加し、デフォルメキャラクターを創作するこつなどを学んだ。