戸上/篠塚ペア、ルブラン兄弟ペアに快勝で決勝へ 女子は早田が4強入り<卓球・WTTサウジスマッシュ2024>
伊藤美誠、王藝迪をフルゲームまで追い詰めるも惜敗
伊藤は王藝迪(ワンイーディ・中国)と対戦。伊藤は王と互角に打ち合うも、2ゲームを連取される展開に。迎えた第3ゲームは、伊藤が序盤に得たリードとタイムアウトを生かし、王の追撃から逃げ切って伊藤が11-7で奪取する。 第4ゲームは激しい点の取り合いに。お互い点を重ねる中、伊藤が先に点差を付け、3点差でゲームポイントを握る展開になる。しかし、そこから王の勢いが増し、王が5本連続ポイントで逆転で第4ゲームを王が獲得する。 第5ゲームは再び競り合い、お互い譲らない試合展開となる。再び伊藤が先にゲームポイントを握り、今度はしっかりと取り切り、11-9で伊藤がゲームを取り返す。第6ゲームは伊藤が第5ゲームを取った勢いそのままに連取。試合はフルゲームへ突入する。 最終第7ゲームは、中盤伊藤の3点リードで折り返すも、王が意地を見せ、6本連続ポイントで一気に王の3点リードに。伊藤も必死に追撃し、2点を取り返して1点差とするも惜しくも力及ばず。11-8で王が第7ゲームを制し、フルゲームで勝利。伊藤は悔しいベスト8となった。
張本美和、1ゲーム奪取も陳夢を崩せず敗退
張本は平野美宇(木下グループ)をストレートで下した陳夢(チェンムン・中国)と対戦。第1ゲームは11-6で陳夢が先取し、迎えた第2ゲーム。第2ゲームは終始競り合いとなり9-9に。しかし、陳夢が先にゲームポイントを握り、そのまま陳夢が連続得点。陳夢が2ゲーム連取する。 第3ゲームは中盤まで食らいついていた張本を陳夢がサービスで先手を取って突き放し、6点差で陳夢のゲームポイントに。最後は陳夢がサービスエースを取って陳夢が第3ゲームも制す。 第4ゲーム序盤、攻めていきたい張本だったが、安定感を見せた陳夢がリードし、張本がたまらずタイムアウト。粘る張本が中盤で追いつきそのまま逆転するも、陳夢がミスせず取り返し競り合いとなる。しかし、後がない張本が強気に攻めた攻撃が決まり、張本がそのまま第4ゲームを奪取する。 第5ゲームは中盤まで競り合うも、後半陳夢がミスなく得点を重ねて3点リードする展開に。張本がなんとか食らいつこうと1点を返すも力及ばず。11-8で陳夢が第5ゲームを制し、ゲームカウント4-1で陳夢が勝利。張本は伊藤と同じくベスト8で今大会を終えた。 10日は、男女シングルス準決勝と男女ダブルス決勝が行われる。