予期せぬ瞬間写す 花火写真家のユニークな写真展 鶴岡市で開催・山形
山形放送
世界各地の花火を30年以上にわたって撮影してきた鶴岡市出身の花火写真家・冴木一馬さんのユニークな写真展が鶴岡市で開かれています。 鶴岡市のエスモールで開かれている写真展は、鶴岡市出身で花火師の資格も持つ花火写真家・冴木一馬さん(67)が撮影した作品およそ80点が展示されています。 写真展のテーマは「As it flows」「流れのままに」。大雨が降る中、レンズが濡れた状態で撮影した花火やシャッターを切る瞬間に子どもが三脚にぶつかり曲線のように写った花火など通常であれば作品にしにくい、意図せずに撮れた写真が展示されています。カメラのフォーカスが花火の動きに追いつかずに幻想的な光りの球として写っている作品や車が走り振動する橋の上で撮影し、波打った光りを放つ花火が映し出された作品など肉眼で見える花火とは異なる姿が写し出されています。冴木さんは「自分の意思を持たずに流れに身を任せて生きていていいのかという問いを作品に込めた。作品を通じて伝われれば」と話しています。この写真展は11月10日まで開かれています。