安定ヨウ素剤の服用方法も学ぶ…島根原発事故想定、鳥取で171人避難訓練
中国電力島根原子力発電所(松江市)での重大事故を想定した防災訓練が16日、行われた。鳥取県内でも原発から30キロ圏内の米子、境港両市の住民171人が参加し、バスやマイカーで倉吉市や鳥取市へ避難した。 【画像】鳥取県 島根県東部を震源とした地震が発生し、非常用炉心冷却装置の故障など緊急事態が発生したとの想定。米子市では崎津地区の住民86人が屋内避難の後、地元の公民館や小学校に集まった。内部 被曝ひばく を抑える安定ヨウ素剤の服用方法などについて説明を受け、バスや車を使って避難先の倉吉市へ向かった。境港市でも住民85人が鳥取市に移動した。 米子市防災安全課の山花竜一・危機管理室長は「放射線は自然災害と違い、実感することができない。特別な対応が必要で、訓練を通じて避難方法を確認してもらえれば」と話した。